「バツイチの再婚率」は、何を分母にするかによって数字が変わります。
2024年の婚姻のうち、夫婦のどちらか一方または両方が再婚だった割合は24.2%。およそ4組に1組です。一方、2011年に離婚した人を5年間追跡した統計では、期間内に再婚した割合は男性26.6%、女性22.1%でした。
離婚歴がある人の全員が再婚を希望しているわけではないため、数字だけで一人ひとりの可能性を判断することはできません。それでも、再婚が珍しい選択ではないことは公的統計から読み取れます。
この記事では、男女・年代別のデータを整理したうえで、再婚を考える際の注意点や、幸せな関係を築くために押さえたいポイント、再婚相手と出会う方法を紹介します。
出典:e-Stat(厚生労働省)『夫妻の初婚-再婚の組合せ別にみた年次別婚姻件数及び百分率』/厚生労働省『平成28年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況』
目次
バツイチの再婚率はどれくらい?【最新データ】

再婚に関する数字を見るときは、「婚姻全体に占める再婚の割合」と「離婚した人が一定期間内に再婚した割合」を区別する必要があります。同じ「再婚率」という言葉でも、分母が違えば数値も変わるためです。
- 全体の再婚割合:婚姻のおよそ4組に1組
- 男女別:男性のほうが女性より高い傾向
- 年代別:年齢が上がるにつれて5年以内の再婚割合は低下
- 子持ち・子なし別:直接比較できる全国統計は確認できない
全体の再婚率|婚姻の約4組に1組が再婚を含む
2024年の人口動態統計では、夫婦のどちらか一方または両方が再婚だった婚姻は11万7,518組でした。婚姻全体に占める割合は24.2%で、およそ4組に1組となります。
元原稿にあった26.4%は2020年の数字ではなく、2014年の割合です。その後、2015年には26.8%まで上昇しましたが、2024年は24.2%となっています。
ただし、24.2%は「離婚した人のうち24.2%が再婚する」という意味ではありません。2024年に届け出られた婚姻のうち、再婚者を含む婚姻がどれくらいあったかを示す数字です。
出典:e-Stat(厚生労働省)『夫妻の初婚-再婚の組合せ別にみた年次別婚姻件数及び百分率』
男女別の再婚率|男性は約26%・女性は約22%(5年以内)
2024年に結婚した人のうち、再婚者が占める割合は夫17.9%、妻15.6%でした。男性が女性を2.3ポイント上回っています。
離婚した人を一定期間追跡した統計でも、男性のほうが高い傾向が見られます。2011年に離婚した人のうち、離婚した年を含む5年以内に再婚した割合は男性26.6%、女性22.1%でした。
前者は2024年の婚姻に占める再婚者の割合、後者は2011年に離婚した人を5年間追跡した割合です。対象や調査期間が異なるため、単純に並べて増減を判断することはできません。
出典:厚生労働省『令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)の概況』/厚生労働省『平成28年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況』
年代別の再婚率|30代・40代・50代・60代
年代別の再婚割合を確認できる公的資料として、厚生労働省が2016年度に公表した「婚姻に関する統計」があります。2011年に離婚した人が、離婚した年を含む5年以内に再婚した割合は次のとおりです。
| 離婚時の年齢 | 男性 | 女性 |
| 30~34歳 | 36.3% | 29.2% |
| 35~39歳 | 29.8% | 20.3% |
| 40~44歳 | 22.2% | 14.0% |
| 45~49歳 | 19.4% | 13.0% |
| 50歳以上 | 16.0% | 10.8% |
年齢が上がるにつれて割合は低下していますが、50歳以上でも5年以内に再婚した人がいます。
注意したいのは、資料が50歳以上を一つの区分としている点です。50代と60代を分けた割合ではなく、現在の状況をそのまま表す最新データでもありません。「60代だから再婚できない」と判断する材料にはなりませんが、現在の個人の再婚可能性を示す数字でもないことを理解しておきましょう。
出典:厚生労働省『平成28年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況』
子持ち・子なしで異なる再婚率
子持ちと子なしを同じ条件で比較した全国の再婚率は、現行の人口動態統計では公表されていません。婚姻票の主な調査項目には、夫婦の生年月や住所、初婚・再婚の有無などがありますが、再婚時の子どもの有無は比較項目に含まれていないためです。
したがって、「シングルマザーの再婚率は16.9%」「子持ちは子なしより再婚率が低い」といった数字を、現在の全国的な再婚率として扱うことはできません。
子どもがいる場合、相手との関係だけでなく、子どもの気持ちや生活環境、養育方針、元配偶者との関係、養子縁組の有無なども考える必要があります。再婚まで慎重に進める人がいるのは自然ですが、それを根拠なく「再婚しにくい」と決めつけないことも大切です。
バツイチの再婚がうまくいかない5つの理由

再婚への進み方は人によって異なりますが、離婚経験者が直面しやすいハードルには共通する部分があります。次の5つは、再婚が失敗する原因と断定できるものではありません。活動を始めにくくしたり、相手選びを難しくしたりする要因として考えてください。
- 離婚経験による心理的なハードルがある
- 日常生活での出会いが限られやすい
- 離婚歴に対する周囲の目が気になる
- 子どもがいると検討事項が増える
- 再婚後の離婚率が高いという情報に不安を感じる
離婚経験による心理的なハードルがあるため
離婚を経験すると、「また同じことが起きるのではないか」と慎重になる場合があります。新しい相手を前の配偶者と比べたり、傷つくことを恐れて距離を縮められなかったりする人もいるでしょう。
無理に気持ちを切り替える必要はありません。前の結婚について落ち着いて考えられるようになり、新しい相手と向き合う余裕ができてから始める方法もあります。
暴力やモラルハラスメントなどが離婚の原因だった場合は、自分を責めて原因を探す必要はありません。心身の安全を優先し、必要に応じて専門の相談窓口を利用してください。
出会いの機会が限られやすいため
離婚後は、仕事や家事、育児に追われ、新しい人と知り合う時間をつくりにくくなります。職場や友人関係が固定されていると、日常生活だけで再婚を希望する相手に出会うのは簡単ではありません。
出会いがないことと、再婚に向いていないことは別の問題です。マッチングアプリや結婚相談所、婚活イベントなどを利用すれば、生活圏の外にも相手を探せます。
離婚歴に対する周囲の目が気になるため
家族や友人からどう思われるかが気になり、再婚に踏み出せないこともあります。とくに子どもや同居家族の生活に影響する場合は、周囲との話し合いも必要になるでしょう。
ただし、周囲の意見だけで自分の希望を諦める必要はありません。生活への影響がある人とは丁寧に話し合いながら、最終的には自分が納得できる選択をしてください。
子どもがいる場合は相手選びが慎重になるため
子連れ再婚では、交際相手と子どもの関係も確認しなければなりません。相手が子どもとの距離を急いで縮めようとしないか、親としての立場を尊重してくれるか、養育方針に大きな違いがないかを時間をかけて見極めます。
子どもに交際や再婚を受け入れるよう迫るのは避けてください。年齢や性格に合わせて説明し、戸惑いや不安を話せる時間を設ける必要があります。
再婚後の離婚率が高いイメージがあるため
インターネット上では、「再婚した夫婦の半数が離婚する」といった情報を見かけることがあります。しかし、日本の公的統計から再婚後の離婚率を直接算出することはできません。
出所や分母が示されていない数字を見て、再婚を諦める必要はないでしょう。重要なのは、不確かな割合ではなく、前の結婚で生じた問題や、新しい生活で話し合うべき事項に目を向けることです。
バツイチの再婚がうまくいく人に共通する5つの特徴

幸せな再婚を保証する方法はありません。それでも、次の関係を落ち着いて築くために意識したいポイントはあります。
- 前の結婚を客観的に振り返る
- 再婚を急がず、自分のペースで進める
- 離婚歴や子どもの有無を隠さない
- 条件だけでなく人柄や価値観を見る
- 結婚生活の経験を次の関係に活かす
離婚を客観的に振り返り学びに変えている
前の結婚で何が合わなかったのかを整理すると、次の相手を選ぶ基準が見えやすくなります。家事やお金、働き方、家族との距離、会話の仕方など、問題が生じた場面を具体的に振り返ってみてください。
振り返りは、自分を責める作業ではありません。元配偶者だけに原因を求めることも、自分だけが悪かったと考えることも避け、次の生活で変えられる部分を整理するために行います。
再婚を焦らず自分のペースで婚活を進めている
孤独や不安を早く解消しようとして結論を急ぐと、相手との違いを見落としやすくなります。交際期間の長さだけでなく、意見が食い違ったときの対応や、約束を守る人かどうかも確認しましょう。
子どもがいる場合は、大人同士の気持ちだけで再婚時期を決めるのではなく、子どもの生活や進学なども考慮します。期限を先に決めず、必要な確認ができてから判断するほうが安心です。
離婚歴を隠さずオープンに伝えている
離婚歴や子どもの有無は、今後の関係に影響する情報です。真剣な交際を考える段階まで隠していると、事実そのものよりも、伏せていたことへの不信感を持たれる可能性があります。
マッチングアプリに該当するプロフィール項目がある場合は、事実どおりに設定してください。離婚理由の細部まで最初から説明する必要はありませんが、関係が深まった段階で、話せる範囲を落ち着いて伝えましょう。
相手に求める条件を柔軟に見直している
希望条件が多すぎると、相性を確かめる前に候補を狭めてしまいます。年齢や年収、居住地などの条件を「譲れないもの」と「相談できるもの」に分けてみてください。
収入や外見だけでなく、金銭感覚、休日の過ごし方、会話のしやすさ、家族との距離感なども結婚生活に関わります。一緒に暮らす場面を想像しながら相手を見ると、必要な条件を整理しやすくなります。
過去の経験を活かして前向きな姿勢を持っている
結婚生活を経験しているからこそ、家事分担や家計管理、親族との関係などを具体的に考えられます。前の結婚で困ったことを、新しい相手と事前に話し合う材料として活かせるでしょう。
離婚歴を欠点として扱う必要はありません。経験から得た気づきを言葉にし、次はどのような関係を築きたいかを相手に伝えてください。
バツイチの再婚後の離婚率は本当に高い?
結論からいうと、日本の公的統計では「再婚した夫婦のうち何%が再び離婚するか」を直接確認できません。
人口動態調査の婚姻票には初婚・再婚の別が含まれますが、離婚票の主な調査項目には、解消した婚姻が初婚だったか再婚だったかという区分がありません。そのため、「再婚後の離婚率は50%」といった数字を、日本の人口動態統計から算出することはできないのです。
年間の離婚件数を同じ年の婚姻件数で割っても、生涯の離婚率にはなりません。その年に離婚した夫婦と結婚した夫婦は別の集団であり、婚姻期間も異なるためです。「結婚した約3組に1組が離婚する」という表現も、年間件数を単純に比較したものであれば正確ではありません。
再婚前には、離婚率の数字よりも次の事項を話し合っておきましょう。
- 収入、貯蓄、借金、生活費の分担
- 住む場所や働き方
- 子どもとの関係や養育方針
- 元配偶者との連絡や面会交流
- 親の介護や親族との付き合い
- 養子縁組や相続に関する考え方
話しにくい内容を避けたまま婚姻届を出すより、意見の違いを確認し、折り合える範囲を探しておくほうが新生活に備えられます。
出典:厚生労働省『人口動態調査 調査の概要』/厚生労働省『令和4年度 人口動態統計特殊報告「離婚に関する統計」の概況』
バツイチが再婚相手と出会う4つの方法

再婚相手と出会う方法は、費用や活動の進め方、受けられるサポートによって異なります。無理なく続けられ、自分の希望する年代や関係を探しやすい方法を選んでください。
- マッチングアプリ
- 結婚相談所
- 婚活パーティー・イベント
- 友人・知人からの紹介
マッチングアプリ|再婚活の主流・手軽に始められる
マッチングアプリは、時間や場所を選ばず相手を探せる方法です。プロフィールで離婚歴や子どもの有無、再婚への考え方を確認できるサービスもあります。
50歳以上で年齢の近い相手を探したい場合は、対象年代を限定したアプリも候補になります。ハハロルは50歳以上の利用者が中心で、AIによる相手の提案や自己紹介文の作成支援を利用できます。
マッチ率は90%以上ですが、「いいね!」を10件以上送った利用者を対象とする自社調査の結果です。登録すれば必ず相手が見つかるという意味ではないため、無料登録後に希望地域の利用者や操作方法を確認してみましょう。
※マッチ率90%以上:2025年4月1〜30日の自社調査。対象は「いいね!」を10件以上送信した利用者で、そのうち1件以上マッチした人の割合です。
結婚相談所|プロのサポートで成婚率が高い
結婚相談所では、担当者から相手の紹介やプロフィール作成、交際中の相談などのサポートを受けられます。結婚を前提に活動する人を探したい場合に向く方法です。
必要書類やサポート範囲、料金は相談所ごとに異なります。独身証明や収入証明の提出が必要か、バツイチ・子連れ再婚の支援経験があるかを入会前に確認してください。
婚活パーティー・イベント
婚活パーティーでは、複数の相手と直接話せます。文章でのやり取りよりも、表情や話し方を見ながら相性を確かめたい人に向いています。
「再婚希望者」「バツイチ理解者」「50代以上」など、参加条件を限定したイベントもあります。ただし、短時間だけで相手を判断するのは難しいため、連絡先を交換した後も急いで関係を進めないようにしましょう。
友人・知人からの紹介
共通の知人がいる紹介では、相手の人柄や生活について事前に聞けることがあります。離婚歴や希望する関係を理解している友人なら、自分に合いそうな相手を考えてくれるかもしれません。
知人の紹介だからといって、相性や安全性が保証されるわけではありません。紹介者に気を使って交際を続けず、自分で相手を見極めることが必要です。
バツイチの再婚に関するよくある質問

再婚に適したタイミングや交際期間の目安はありますか?
すべての人に当てはまる交際期間の目安はありません。離婚後の気持ちが落ち着いているか、相手の生活や価値観を理解できているか、話しにくい問題も相談できるかを基準に判断してください。
法律上は、2024年4月1日に女性の再婚禁止期間が廃止されました。現在は男女とも、離婚後の一律の待機期間はありません。ただし、子どもの生活や財産関係を整理する時間は別に必要です。
50代・60代のバツイチでも再婚できますか?
50代・60代で再婚する人もいます。厚生労働省の追跡調査では、2011年に50歳以上で離婚した人のうち、離婚した年を含む5年以内に再婚した割合は男性16.0%、女性10.8%でした。
ただし、50歳以上をまとめた過去の統計であり、現在の50代・60代それぞれの再婚率ではありません。年齢だけで判断せず、希望地域に同世代がいるか、自分の目的に合った出会い方かを確認してください。
出典:厚生労働省『平成28年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況』
離婚歴は再婚相手にいつ・どう伝えるべきですか?
マッチングアプリに離婚歴や子どもの有無を設定する項目がある場合は、事実どおりに登録しましょう。交際が真剣になるまで伏せ続けると、後から不信感を持たれる可能性があります。
離婚理由を最初から詳しく話す必要はありません。「離婚を経験し、現在は将来を一緒に考えられる相手を探しています」のように、事実と今後の希望を簡潔に伝える方法があります。
子連れ再婚で養子縁組をしない選択肢はありますか?
養子縁組をしない選択もできます。親が再婚しただけでは、再婚相手と連れ子の間に法律上の親子関係は生じません。
養子縁組をすると、再婚相手と子どもの間に法律上の親子関係が成立し、親権や相続などにも影響します。配偶者の未成年の子を養子にする場合は、原則として家庭裁判所の許可は不要ですが、子どもの年齢や親権の状況によって必要な手続きが変わることがあります。
養子縁組は大人だけで決めず、子どもの気持ちや将来の相続、実親との関係も踏まえて検討してください。判断に迷う場合は、市区町村の戸籍窓口や弁護士などに相談しましょう。
出典:法務省『養子縁組について知ろう』/裁判所『養子縁組許可』
再婚の婚活でプロフィールはどう書くべきですか?
離婚歴や子どもの有無を正直に記載したうえで、現在の生活や希望する関係を前向きに伝えます。元配偶者への不満や離婚原因を長く書くと、相手が返信しにくくなるため避けたほうがよいでしょう。
趣味、休日の過ごし方、結婚後に大切にしたいことなどを書くと、相手が一緒に過ごす場面を想像しやすくなります。希望条件の羅列ではなく、自分の人柄が伝わる内容に整えてください。
バツイチの再婚活は同世代と出会える「ハハロル」から始めよう

2024年の婚姻のうち、再婚者を含む婚姻は24.2%でした。離婚した人を追跡した過去の統計でも、2011年に離婚した人のうち、男性26.6%、女性22.1%が離婚した年を含む5年以内に再婚しています。
一方、子持ち・子なし別の全国的な再婚率や、再婚後の離婚率を直接示す公的統計は確認できません。出所が分からない数字に振り回されず、前の結婚から得た気づきや、次の生活で話し合うべきことに目を向けましょう。
50歳以上で同じ年代の相手を探したい方には、50歳以上が中心のハハロルという選択肢があります。AIによる相手の提案や自己紹介文の作成支援を使いながら、自分のペースで活動できます。
まずは無料登録後に、希望地域の利用者や操作方法を確認してみてください。